京都工芸繊維大学 未来デザイン・工学機構
高性能シミュレーション研究センター
High-Performance Simulation Research Center (HPSRC)
HPSRCについて
2025年4月1日,京都工芸繊維大学 未来デザイン・工学機構に「高性能シミュレーション研究センター(High-Performance Simulation
Research Center: HPSRC)が設置されました.本研究センターでは,GPUや並列計算を用いた高性能シミュレーション技術を開発し,シミュレーションと人工知能/データ科学を融合することで,工学分野におけるデジタル科学技術の飛躍的な発展を目指します.また,学生や若い研究者が多く集い活発に研究活動を行う研究センターとし,高性能シミュレーション分野の高度技術者を育成することを目的としています.
第1回学内研究交流会(学内限定)
第1日目:2025年8月26日(火),第2日目:2025年10月8日(水)
学内におけるシミュレーション研究に携わる先生方の相互交流を促進し,シミュレーション研究のさらなる発展を目指すとともに,その活用を実験系の先生方にも広げていく取り組みを進めております.その一環として,現在,シミュレーションを専門とする研究,シミュレーションと実験を融合させた研究,あるいはシミュレーションに関連する研究に取り組まれている先生方にご発表いただき,意見交換の場となる学内限定の研究交流会を
2日間にわたって開催する運びとなりました.本学の研究者および学生の皆さまは,どなたでもご参加いただけます.皆さまの積極的なご参加を心よりお待ちしております.なお,事前の申し込みは不要です.直接会場にお越しください.
プログラム(学内限定)
特別講演会(材料シミュレーション研究分野) (学内限定)
2025年8月21日開催
計算材料科学の分野において世界的に著名なミシガン大学のThornton教授をお招きし,phase-field法を用いた,電気化学・熱力学・キネティクスの相互作用を含む材料微細組織の発展に関するシミュレーション研究についてご講演いただきます.特に,工学的に重要な充電式電池に関する研究を中心にお話しいただく予定です.あわせて,Thornton先生の研究室における,その他の先進的なシミュレーション研究についてもご紹介いただきます.本講演は,学内の研究者および学生の方であれば,どなたでもご参加いただけます.事前申込は不要ですので,直接会場へお越しください.
プログラム(学内限定)
材料組織の形成からその力学特性評価までに焦点を当てた材料分野におけるシミュレーション研究に関する講演会を開催します.はじめの2つの講演は,高性能シミュレーション研究センターに所属する博士学生と若手研究者による組織形成シミュレーションについてです.後半の2つの講演は,構造材料の変形や破壊に関するシミュレーションをテーマとしています.参加費は無料です.参加希望の方は直接会場へお越しください.なお,今回は,日本材料学会塑性工学部門委員会との共催として開催致します
プログラム
研究センター設置を記念し,オープニング記念シンポジウムを開催いたします.本シンポジウムでは,流体・材料・大規模シミュレーションの3研究分野における最新の取り組みや今後の展望について,各分野の代表者が講演を行います.さらに,特別講演として,京都大学
医生物学研究所 副所長の安達泰治先生をお招きし,シミュレーション技術の医工学分野における現状と今後の展開についてご講演いただきます.本シンポジウムは,当研究センターの掲げる最先端研究と人材育成のビジョンを広く共有する貴重な機会となります.本学の学生をはじめ,学内外の研究者や関係者の皆様のご参加を,心よりお待ち申し上げます.
プログラム